【どう思う?】富山で起きた外国人職員の逮捕劇と、知られざる「外国人公務員」のルール

愛国太郎の考察

(最終更新:2025年10月17日)

最近、自治体で働く「外国人公務員」の話題を目にする機会が増えてきました。そんな中、富山県で県の女性職員(中国籍)が逮捕されるというニュースが飛び込んできました。

多くの国民が「そもそも、なぜ外国籍の人が公務員になれるの?」「私たちの税金が関わるのに、そのルールはどうなっているの?」という当然の疑問を抱くきっかけとなりました。

この記事では、富山の事件を入口に、日本の「外国人公務員」制度の実態と、今後の課題について日本一分かりやすく掘り下げていきます。

※この件は**不起訴(刑事責任は問われなかった)**となりました。不起訴は犯罪の成立を意味しません。本稿では公開情報の範囲で経緯を整理します。


1. まずは知っておきたい「富山の事件」のあらまし

最初に、今回の議論のきっかけとなった富山県の事件について、何が起きたのかを時系列で見ていきましょう。

逮捕(2025年9月2日)

  • 富山県警は、虚偽の自動車登録(通称:車庫飛ばし)を行った疑いで、中国籍の男女2名を逮捕しました。
  • 逮捕された女性(46)は、富山県の「多文化共生推進室」で働く会計年度任用職員でした。
  • 重要な後日談(2025年9月19日)
    • 富山地検は、逮捕された2人を「不起訴処分」としました。
    • 不起訴の理由は明らかにされていませんが、これにより刑事事件としては幕引きとなりました。

【簡単解説】「車庫飛ばし」って何? 簡単に言うと、実際に車を使う場所とは違う、嘘の住所で「車庫証明」を取得し、自動車を登録する違法行為のことです。「5年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金」が科される可能性のある犯罪です。

この事件は不起訴で終わりましたが、問題の本質は「公務を担う立場の外国籍職員が、犯罪の疑いで逮捕された」という事実が、私たち国民に大きな問いを投げかけた点にあります。


2. 根本的な疑問:「外国人公務員」は、なし崩し的に進んでいるのか?

「いつの間にそんな制度が?」と感じた方も多いのではないでしょうか。 現在、日本の地方公務員における外国籍者の任用には、以下のような一定のルールが存在します。

  • 最高裁判決による原則「公権力の行使や、公の意思形成に携わる職務(管理職など)には、日本国籍が必要」
  • 例外的に任用が可能な職務窓口業務、通訳、相談員など、住民サービスに関わる専門職。今回の「会計年度任用職員」もこれにあたります。

つまり現状は、「管理職などにはなれない」という制限のもと、各自治体の判断で外国籍職員の採用が進められているのです。

事実、茨城県では2026年度から国籍を問わずに職員を採用する方針が報じられるなど、この流れは全国的に広がりつつあります。


3. 愛国太郎の考察:私たちが本当に議論すべきこと

富山の事件は不起訴となりましたが、それはあくまで一つの事件の結果に過ぎません。私たちが納税者として、そして主権者として考えなければならないのは、その背景にある制度そのものの是非です。

  • 住民サービスの名の下で、線引きは曖昧になっていないか?
  • そもそも、公務に携わる人材の国籍要件を緩和する必要性は本当にあるのか?
  • 「多様性」や「共生」という言葉が、国民の利益や安全よりも優先されていないか?

今回の事件は、外国人公務員の任用範囲が広がる動きを踏まえ、私たち国民が一層関心を持ち、必要な議論を進めるべきことを示しているのではないでしょうか。

あなたはこの「外国人公務員」の制度について、どう考えますか? ぜひ、ご意見をお聞かせください。

文責:愛国太郎

【参考・出典】
不起訴の一次報道:(NHK富山) X (formerly Twitter)
逮捕の一次報道:TBS NEWS DIG
逮捕女性の所属に言及した報道:(神戸新聞) 神戸新聞
「車庫飛ばし」関連の法令:(刑法157条の解説・用語更新反映) ウィキブックス
(e-Gov 法令検索:刑法 総覧) e-Gov 法令検索
「外国人公務員」最高裁の根拠:(判決本文) Kyoto Sangyo University+1
(日弁連の要点整理) 日本弁護士連合会+1
会計年度任用職員の制度根拠:(総務省 自治行政局 通知 2024/12/27) 厚生労働省
(e-Gov:地方公務員法) e-Gov 法令検索
茨城県の国籍要件撤廃(一次資料+報道):(県人事委・公式資料) 茨城県公式サイト
(茨城新聞) 茨城新聞クロスアイ+1


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